20代、30代の頃と比べて40代から急激に気になり始める「老後」
そもそも「老後」というのは何歳からのことを指しているのか明確な定義はないようですが、今までは多くの方は概ね60歳~65歳以降を「老後」と感じていたようです。あえて「今までは」と書いたのは、今後ますますの高齢化が進み、政府も「働けるうちは定年後も」という方針を打ち出しているようなので、老後の基準が70歳、75歳となっていく日も近いのではないでしょうか。

老後破産とは

そんな「老後」に関連して最近よく聞かれる言葉が「老後破産」(ろうごはさん)という言葉。「老後破産」をテーマにすると売上に影響するのでしょうか、経済専門誌だけではなく、一般の雑誌や新聞などでも特集されることが多くなってきた印象があります。このことは、老後に対して不安になられている方が多くいらっしゃるということのなのでしょう。

ちなみに、この「老後破産」という言葉がインターネット辞書で有名なWikipediaに掲載されたのは「老後破産」のページの履歴を確認したところ2014年9月29日が初版となっていました。少子高齢化が現実のものとなって、老後への不安が身近になってきたということの証なのかも知れません。

皆さんが抱いている老後の不安とは?

さて具体的にはどのような不安を皆さん抱いているのでしょう?たぶん以下のような感じなのだろうと思います。
・じぶん達が老後を迎えたときに、本当に年金はもらえるの?
・公的年金だけで生活できるの?
・一体、預貯金はいくらあれば安心して老後を迎えられるの?
・預貯金が現在0円なんだけど、どうすればいいの?

当然のことながら将来のことは誰もわからないので、前述のような不安があるのも当然のことだと思います。「預貯金が0円なんて、さすがに極端なのでは?」という声も聞こえてきそうですが、厚生労働省から発表される「国民生活基調調査」の平成25年(2013年)データによると「貯蓄がない」と答えた世帯は全体の16%、つまり6人に1人の切実な問題となっている。

では、どうすれば「老後破産」の不安から解消されるのか?
ここでは「すでに資産がある程度ある方」と「預貯金0円のように今は余裕資産が無い方」に分けて考えるべきであろう。

すでに資産がある方

「すでに資産がある方」と銘打っていながら基準となる金額を提示しないのではお話しにならないので、ここでは前提として預貯金・現金・有価証券を含め1,000万円を基準として話を進めていきたいと思います。
1,000万の根拠ですが、1,000万円以上あれば急な出費に対応することも可能で、万が一にも収入源を失っても最低1年間を生活できるのではないでしょうか。
また、あえて今回は資産の中から不動産を除いたのは前述の預貯金・現金・有価証券に比べて流動性が低く、現金化するの時間を要するため、急な出費などには対応できないため除外しました。

さて、本題ですでに資産がある方は老後の不安を解消するためには積極的に金融商品への投資をおすすめ致します。とは言え「積極的に銀行や証券会社の営業の方がすすめる銘柄を片っ端から買いましょう」という意味ではなく、しっかりと資金管理を行いながら、運用していきましょうということになります。

具体的に言うと、大事なのことは「分散投資」です!

もう少し具体的に説明すると、仮り余裕資産が3000万円あったとします。その場合は1/3の1000万を不動産投資に、1/3の1000万円を株式や投資信託に、残りの1000万円を現金で、というように分散させるのです。
そして、株式や投資信託の1,000万円はさらに1/2の500万円を株式投資で、1/2の500万円を投資信託で、と分散させていくとリスクはかなり軽減させることでしょう。
もちろん、株式投資や投資信託もさらに細分化して銘柄を分散しておけば「もはや一流の投資家」と呼べることでしょう。(一流の投資家か否かは金額ではなく、運用方法で決まります。)

今は余裕資産が無い方

次に、今は余裕が無いけど「老後破産」は避けたいという方に、是非はじめてもらいたいのが「積立投資」で、その中でも「積立投資信託」がおすすめです!
最近では楽天証券やSBI証券などのネット証券各社や、三井住友銀行や三菱東京銀行などメガバンクも毎月1000円台から始められる少額積立投資信託をやっていたりするので、活用することをおすすめ致します。
ちなみに2018年1月からは積立NISAという制度もはじまり、政府も積極的に投資信託の積立を勧めてきています。このことは今後も続くとみられ、国としては年金のみに頼るのではなく、自己責任において若いうちから蓄えておいて欲しいというのが本音なのでしょう。

まとめ

冒頭にも書きましたが、最近は雑誌や新聞で「老後破産」という言葉を多く見かけます。中には売上へと繋げるために不安を煽るような刺激的なキャッチで「老後破産」という言葉を使っているケースを見受けられますが、しっかりと計画的に投資を行って、資産形成・資産運用をすることで、そのような不安には負けない、安心した老後を迎えることができると思います。
まずは現在の資産状況に応じて、少しずつでも良いので投資をはじめてみませんか?